果報は寝て待て: ボール盤の回転計を作ってみる その1

2017年4月8日土曜日

ボール盤の回転計を作ってみる その1

我が職場の回転工具は、たいてい回転数が表示されるようになっている。
 しかし、古いボール盤はインバータ制御で、周波数を知ることができても実際の回転数はわからない。
 
そこで、ボール盤の回転数を表示させてみることにした。
条件として、
   1、ありあわせのもので安価に作れること。
   2、数台のボール盤をそれぞれ測定できるよう、設置せずポータブル式とする
   3、安全柵の外からでも測定できればいいな。
   4、暗い現場でも見やすい7セグの表示器がいいな
   5、測定範囲は500~3000rpmくらいあれば十分



測定部のイメージです。
  ボール盤の回転部に張った反射テープに、赤外線LEDの光を照射し、反射したものを受光素子で受け取る。

計測、表示部のイメージ
  手持ちのPICかAVRのマイコンと4桁の7セグユニットで0.5~1sec更新で表示する。マイコンは何年も触ってないので、どなたかのプログラムを利用させていただくつもりです。


これが赤外線発光部です。テレビのリモコンと同じです。そのまま電圧をかけても受光素子では認識してくれません。
 38kHzのバースト波でないといけないそうです。
 そこでタイマー555ICで38kHzを発生させて1.5vで架けました。
ロングセラー商品の555です。便利で何かと使い道があります。
測定部の回路図です。
555の抵抗値は、実測しながら手持ちの抵抗を組み合わせて作ってます。
コンデンサも実測値です。この組み合わせで38.25kHz発生してます。


 発光素子にかかる電圧です。
1.3vくらいです。
  ここまでの間に、赤外線LEDを普通のLEDと同じように3vくらいかけて2個つぶしてます。データシートでは最大1.8vと書いてありました。明るさが目に見えないので余計に注意が必要ですね。
  暗闇で目に見えなくてもデジカメなら
周りが少しわかるくらい光ってることがわかります。

受光素子です。きっちり 38kHzでなくても受信してくれてるようです。


 家にあるリョービの電気ドリルに百均の反射テープを小さく切ってはりました。
発光部の横に受光部を置き、電気ドリルを適切な位置に持ってきて回転させるとちゃんと受光素子からパルス状の信号が出ました。

31.9msecなので1880rpmであることがわかります。ドリルの表示は1800rpmです。古いドリルですがきちんと回ってますね。






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