果報は寝て待て: 2月 2017

2017年2月27日月曜日

NC機へのプログラム転送無線化 その5

職場で確認してきました。滝沢のTC-200です。
送受信とも良好でした。

まず送信で、送信開始信号をNC機の信号を使用にしても使用しないにしても設定どおり送信開始してくれました。文字化けや文字抜けもありません。
送信の設定です
NC機へ送信したデータは最後まできちんと送れてました。
次に、受信側の設定です。
 受信データも文字化け等無くきちんと受信してくれました。





新しいNC機はCFカードやUSBメモリが使えて、転送機のとりまわしの煩わしさとは無縁なのですが、古いのはRS232cしかインターフェイスが無く、232cのケーブルとAC100vのケーブルを接続しないと動きません。
 古いNC機の多い我が職場ではこれからかなり威力を発揮してくれそうです。


 使いやすいソフトをフリーで提供してくださる竜の子ソフト様に感謝です。
 後は、頑丈でコンパクトなケースをさがします。






2017年2月26日日曜日

NC機へのプログラム転送無線化 その4

ここまでのまとめです。


構想3の場合
           NCプログラム転送フリーソフト
                 ⇅
             AE-UM232R  (お馴染みのUSB-TTL変換モジュール)
                      ⇅
                  MAX232N  (232Cの信号をTTLレベルに変換)
                 ⇅
                  RS232C
                 ⇅
                                 NC機

              送受信ともにOK


構想2の場合
           NCプログラム転送フリーソフト(ComncV3)
             (送信開始はNC機の信号を使用しない)
                 ⇅
             AE-UM232R  (LEDでTXDの信号を確認できた
                 ⇅
               Xbee
                                     ⇅
               Xbee (オシロで出力信号を確認できない
                                     ⇅
                  MAX232N  (232Cの信号をTTLレベルに変換)
                 ⇅
                  RS232C
                 ⇅
                                 NC機

 
             TERATERM
                 ⇅
             AE-UM232R  (LEDでTXDの信号を確認できた
                 ⇅
               Xbee
                                     ⇅
               Xbee (オシロで出力信号を確認できた
                                     ⇅
                  MAX232N  (232Cの信号をTTLレベルに変換)
                 ⇅
                  RS232C
                 ⇅
                                 NC機

・Xbeeを挟まない場合正常に動作する。
・TERATERMのデータはXbeeを通過する
 ・ComncV3のデータはXbeeを通過しない。
ということまでわかった。


TERATERMと ComncV3で何かがちがう。
 そこでComncV3の条件をいろいろ切り替えてみたところ 、データ長が関係しているらしい。
ComncV3の通信条件設定  4800 7bit EVEN 2 RTS/CTS であり
 TERATERMのデータ長を8bitから7bitに変更するとXbeeでの通信が出来ない様子です。
 ではXbeeはというと調べましたが8bitしか設定できないみたいです。

そこでXbeeの通信条件を 4800 8bit Even 2 RTS/CTSから
                           ↓
                 4800 8bit NONE 2 RTS/CTS
に変更したところ
 MAX232Nから出力信号を確認できました。

   NCプログラム転送フリーソフト(ComncV3)
             (送信開始はNC機の信号を使用しない)
                 ⇅
             AE-UM232R  (LEDでTXDの信号を確認できた
                 ⇅
               Xbee
                                     ⇅
               Xbee (オシロで出力信号を確認できた
                                     ⇅
                  MAX232N  (232Cの信号をTTLレベルに変換)
                 ⇅ (オシロで出力信号を確認できた
                  RS232C
                 ⇅
                                 NC機

 
 送信データです


 MAX232Nよりの出力です。


 コードの解読は
        ox0a  ox6f  ox30  ox30f  ox30  ox31 ・・・
    LF     o       0      0      0   1   ・・・
となりどうやらそのまま送れているようです。

再度職場へ持ち込んでみます。

2017年2月22日水曜日

NC機へのプログラム転送無線化 その3

AE-UM232R+MAX232Nタイプのインターフェイスです。
竜の子ソフトさんのComncV3でトライしてみました。あっけないくらいすんなり送信も受信もできました。
設定も次のとおりです。

このままでも便利に使えそうです。
 回路図です。

2017年2月18日土曜日

NC機へのプログラム転送無線化 その2

会社で遊んでいる滝沢のTC-200で実験したのですが 、うまく動作しない。送信、受信ともできない。
  
 ボーレートを4800に落としてみた。NCの都合を聞かずに強制的に送信もしてみたがNCに届いてる様子がない。そのときはAE232のLEDがチカチカしていたのでXBeeまでは届いている。
 何が悪いのかこのままではわからない。問題点の切り分けのため以下の回路を作ることにした。

構想3
           NCプログラム転送フリーソフト
                 ⇅
             AE-UM232R  (お馴染みのUSB-TTL変換モジュール)
                      ⇅
                  MAX232N  (232Cの信号をTTLレベルに変換)
                 ⇅
                  RS232C
                 ⇅
                                 NC機

構想2からXBeeを取り除いたものです。
右上のジャンパピンはケーブル配線で4-5をショートさせるかクロスさせるかの切り替えです。これで竜の子ソフトさんのタイプAとタイプBの切り替えをします。
うちのNCは古いのでタイプBで事足りると思います。
 
 テラタームでのテストは前回同様にクリアです。±8.5Vの波形がオシロで確認できました。また2-3をD-SUB側でショートさせるとテラタームの画面に文字が表示されます。送信時は赤のLED、受信時は緑のLEDがチカチカします。
これを職場へ持ち込んで再トライしてみます。






 

2017年2月15日水曜日

オムロンのリレーが頻繁に溶着した

2か月前に導入した〇沢鉄工所のNC旋盤のチャック圧切り替えバルブのリレーが2回も溶着した。
このタイプです。油圧ソレノイドなのでかなりの大電流が流れるためかなと思いリレーの容量不足を疑ってました。
 上司から「どないなってるんや」とメーカーに言ってもらったところ、今回は「ここにダイオードが入ってるか確認してください」との事。



 確認したところ案の定ありませんでした。施工ミスです。

 「逆起電力が発生するから誘導性の負荷にはダイオードを並列にかます」と言う言い伝えは知っていましたが、実際にこんなにも影響があるなんて初めて体験しました。良い経験をしました。

 やはりホンマのメーカーの技術の人はすごいですね。リレーの溶着からダイオードの抜けを見抜くとは。リレーの容量不足しか思いつかなかった自分はまだまだシロートです。



2017年2月14日火曜日

LGの27インチモニタの故障

息子が使ってるLGエレクトロニクスのFLATRON 27EA33V-B 27インチ液晶モニタが壊れたと言ってきた。
 3年前にパソコン工房で一緒に購入したので覚えてます。安くて大きくて結構人気があったやつです。
パソコンと接続してないときは、正常に「接続されてません」のメッセージがでるが、パソコンに接続すると一瞬ウインドウズの表示が画面全体にされて、すぐに真っ黒になり、電源ランプも消えてしまいます。まず電源が怪しいので、娘のノートパソコンの19VのACアダプタを接続してみると正常に動作します。
 問題のACアダプタにありあわせの10Ω5Wのセメント抵抗2個を直列につないでみると、10Vしか表示されません。

19V1.7Aと明示してあるアダプタですがお亡くなりになってます。
いつものように分解しますと出力側の電解コンデンサがパンク寸前に膨らんでます。
聞いたことのないメーカーです。やはりコンデンサはメイドインジャパンですね。
でもパワーサプライの修理はしてはいけないという先祖代々の言い伝えがあり、今回は新しいACアダプタを購入して一件落着しました。お父さん株急上昇です。

 そこでです。
  かなりの人気商品に使用する消耗品にもかかわらず、パソコン工房では「在庫してません。しゅうりでお持ちいただくかメーカーへ直接依頼してください。」と、こうです。
  それでLGに電話しました。オペレーターにつながるまでの時間が短く、好感を持てました。「部品代と送料の代引きで 部品を送ります」との事でした。
 人気商品のため、結構困ってる人が多いと思います。またACアダプタ外付けのメリットを生かすためにも手がるに購入できるようにしてほしいです。
 またLGのアダプタの接続コネクタは電圧区分5を使用しており、本来はそれがルールなのですがたいていのノートパソコンは電圧区分4のコネクタで19Vを供給してます。LGが間違ってるわけではないと思いますが互換性をもたして欲しいですね。