果報は寝て待て: Arduinoで高度計をつくろう

2020年4月14日火曜日

Arduinoで高度計をつくろう

 最近、山歩きしてます。
ひょんなことで、高度計の必要を感じました。

買うという選択肢はなく、家にあるもので作ることにしました。
 目指す仕様
  ① 持ち運びできる。(液晶表示、バッテリー式)
  ② できれば、分解能1mくらいほしい
  ③ 絶対値だけでなく、相対値(ある地点から何メートル下がった)がほしい
  
 ということで、ネットでしらべました。ラジオペンチさんのアナログ高度計、すごい人がいるものです。百均の時計であんなものまで作れるとは。

 こちらは、歩きながら、立ち止まって高度を確認、また歩いて高度を確認という使い方を想定してますので、表示は家に転がってる16文字x2行のLCDを使います。 
 秋月電子で買ったやつです。
Arduino uno R3も買いました。本当は家にころがってるpicマイコン(10年前くらいに購入してしばらく遊んだやつ)と思ったのですが、参考情報が桁違いに少なく、時代はArduinoに変わってしまってました

気圧センサーは秋月電子でいいのを買いました。
LPS25HB 
精度:±0.1hPa(25℃)、±1hPa(0~80℃)
これなら600mの生駒山で1mの違いを検知してくれそうです。
Arduino IDEでスケッチ→ライブラリをインクルード→ライブラリを管理の画面で 「POLOLU lps」を検索すると「LPS」がヒットしますので「インストール」をクリックします。
内容は以下のとおりです。


#include <Wire.h>
#include <LPS.h>

LPS ps;

void setup()
{
  Serial.begin(9600);
  Wire.begin();

  if (!ps.init())
  {
    Serial.println("Failed to autodetect pressure sensor!");
    while (1);
  }

  ps.enableDefault();
}

void loop()
{
  float pressure = ps.readPressureMillibars();
  float altitude = ps.pressureToAltitudeMeters(pressure);
  float temperature = ps.readTemperatureC();
  
  Serial.print("p: ");
  Serial.print(pressure);
  Serial.print(" mbar\ta: ");
  Serial.print(altitude);
  Serial.print(" m\tt: ");
  Serial.print(temperature);
  Serial.println(" deg C");

  delay(2000);
}
ArduinoとLPS25HBの接続方法です。



実際の配線です。
信号線は2本ですっきりしてるのですが、5vを3.3vに変換する必要があるためすこしごちゃごちゃしてます。




「マイコンボードに書き込む」の後、ツール→シリアルモニタをクリックして立ち上げますと、

だーっと表示されます。
わしの家は海底やったのか。
結構簡単に使えました。




 

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