よく考えずに購入したため、このような組み合わせになった。
中国からの直送で「書留でーす」と届きます。ちょっと怪しげです。
まずHC-06の設定。
USBシリアル変換モジュールAE-UM232RのRXDとHC-06のTXDを、 AE-UM232RのTXDとHC-06のRXDをつなぎ、GNDとGND、AE-UM232RのUSBとHC-06のVCCをつなぐ。USBケーブルをパソコンにつなぐとHC-06モジュールの赤いLEDが点滅する。
ペアリングしてないときはATコマンドを受け付ける状態になります。
次にパソコンのTERATERMを立ち上げ、COMを選択し、接続する。セットアップはローカルエコーをオンにし、改行を「CR+LF」にし、あとはデフォルトのまま。
9600baud 8bit ストップビット1bit パリティなし ハンドシェイクなし
正常に接続できてれば、 AT(改行なし)と素早く打ち込めば、OKと帰ってきます。これで、モジュールが正常に動作することがわかりました。
1秒以内に打ち込む必要があり、コピーしたコマンドをTERATERMの右クリックで張り付けるとやりやすいです。
使えるATコマンドはかなり少ないです。
AT+NAME 名前の変更ができます。使いたい名前をスペースなしで書き込みます。メモ帳からコピペします。
他に使えるATコマンドです。
AT+BAUD ボーレートの変更です。デフォルトは9600になってます。
AT+PIN デフォルトは1234です。パスワードのようなもの?
AT+VERSION バージョン表示
AT+P パリティを変更する ODD:AT+PO EVEN:AT+PE NONE:AT+PN
ATコマンドはこれだけしかなく、設定内容の確認もできません。
そのため、ペアリングに必要な、このモジュールのアドレスも単体で表示できないためHC-05から読み出す必要があります。
設定後は
9600baud 8bit ストップビット1bit パリティODD ハンドシェイクなし
となります。
HC-05の方です。
もう一方のパソコンでHC-06と同じように接続します。
USBシリアル変換モジュールAE-UM232RのRXDとHC-06のTXDを、 AE-UM232RのTXDとHC-06のRXDをつなぎ、GNDとGND、AE-UM232RのUSBとHC-05のVCCをつなぐ。
HC-05の基板上の34ピンに銅線の切れ端をはんだ付けして10Kの抵抗をかまして3.3vにつなぎ、プルアップします。
基板上のスイッチを押しながらUSBケーブルをパソコンにつなぐとHC-06モジュールの赤いLEDがゆっくり点滅する。
これで全てのATコマンドを受け付ける状態となります。
34ピンをプルアップしないと一部のATコマンドしか受け付けません。
次にパソコンのTERATERMを立ち上げ、COMを選択し、接続する。セットアップはローカルエコーをオンにし、改行を「CR+LF」にし、38400baudにする。
38400baud 8bit ストップビット1bit パリティなし ハンドシェイクなし
で通信を始めます。
この状態でATエンターと押してOKと帰ってきたら、HC-05のモジュールは正常に動いてます。
次にスレーブとなるHC-06のアドレスを調べる操作に入ります。
>AT
OK
>AT+ORGL (工場出荷状態に戻す)
OK
>AT+RMAAD (以前のペアリング情報をクリア)
OK
>AT+ROLE=1 (マスターモードにする)
OK
>AT+CMODE=0 (どのデバイスにでも接続できる)
OK
>AT+INQM=0,5,9 (デバイス5台が見つかるか、又は9秒間探す)
OK
>AT+INIT (プロファイルを初期化する?)
OK
>AT+INQ (他のbluetoothデバイスを検索する)
+INQ:8073:9F:CDF4B7,5A020C,7FFF
OK
(携帯やスマホなど周りにあるデバイスが表示されますが、どれがどれかはわかりません。)
ここでHC-06の電源を入れて起動させます。
再度 bluetoothデバイスを検索します。
>AT+INQ (他のbluetoothデバイスを検索する)
+INQ:98D3:31:FBA23B,1F00,7FFF
+INQ:8073:9F:CDF4B7,5A020C,7FFF
OK
これでHC-06のアドレスが 「98D3:31:FBA23B」であるとわかりました。「,」より後ろはデバイスのモード、信号の強さとなります。 アドレスをメモします。
アドレスが判明したら1対1の通信状態にします。
OK
>AT+PAIR=98D3,31,FBA23B,9 (9秒以内にペアリングできないとエラーメッセージが出る)
OK
>AT+BIND=98D3,31,FBA23B
OK
>AT+CMODE=1 (特定の1台のみペアリングする)
OK
>AT+LINK=98D3,31,FBA23B
OK
これで完成です。電源を入れるだけで自動的につながってくれ、それぞれにAE-UM232Rを接続しTERATERMを起動すれば、双方向から通信できます。
HC-05の画面
HC-06の画面
これも有効に活用できるよう自分なりに勉強していきます。
こんなものが送料込みで1台500円で中国から買えるというのは、すごいと思います。
日本では到底マネできないでしょう。恐るべしです。