ネットで調べ倒してどうやら、エミッタ結合(ECL)というものを使っているらしいと分かり
ました。1960年代より使われている高速の論理回路だそうですが今では主流ではありません。
アナログデバイスのAD96687というECLのコンパレータを中間につけてみました。
データシートを見て検討していると、どうしても-2Vの電源が必要であり、
この本体からはどこにも出てません。
長時間、上のデータシートとにらめっこし、ネットで調べまわりました。
結果、データシートの 「,OR 200Ω-2000Ω」の後に「CONNECTED TO -5V」
という言葉が印字されてないことががわかりました。
1個のICに2回路のコンパレータが入っており、8CH分計4個ICを購入しました。
結構高価で、この時点で本体落札金額の3倍かかってます。こんな感じでケースに収まりました。
回路図です
これで私の使用する程度なら、問題なく表示するようになりました。
上は、キーボードの入力をTERATERMと秋月AE-UM232RでTTLレベルに変換しTXピンからの信号を観察したところです。
ABCと連続で打ち込みました。
9600baudなので1bitは0.104msとなります。スタートビットが1ビット分ピョコンとさがってから8ビットのデータが流れます。下位ビットから流れるので 1 4 、2 4、3 4と読めます。0x41 0x42 0x43はアスキーコードでABCです。
問題点が少しあります。
1 スレッショルドの電圧が本体表示と実際出力では、2V位の差があります。
テスターで測ればよいことなので大して差支えありません。
2 2、3の信号を同時に表示させる場合、となりの回路を使用するとノイズが乗ります。
A0,A3,A7というように離してやるとノイズが乗りません。
パソコンのマザボのリボンケーブルを使用していることと、ICへ供給している-5Vとプルダウン
している-5Vを同じラインから引いている事が原因と思われます。
物足りなくなったら改善しようと思います。
今はここまでできただけでも嬉しくて仕方ありません。自分の技術が向上して、これが物足りなくなる時が来ることも楽しみです。